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次々と巧妙になる、データ窃盗犯の手口
2008.4.16
次々と巧妙になる、データ窃盗犯の手口 G DATA Software株式会社(代表取締役社長:Jag 山本、本社:東京都千代田区)は、インターネットを使ったデータ窃盗についての近況をレポートします。 近年、サイバー犯罪者によるデータの窃盗、販売、不正使用による被害額は、年間で1500億円程度(約10億ユーロ)にものぼっています。その収入源は、オンライン上で使用されているIDやパスワード、銀行口座番号、クレジットカード番号などであり、それらを盗み出すうえで、さまざまな策略が練られています。 一般的によく知られているような、ECサイトやカード会社、銀行などの偽ページに誘導するようなフィッシング・メールは、すでに古典的な手法となりました。また、ジーデータ・ウイルスラボ所長であるラルフ・ベンツミュラーによれば、2005年頃に流行したファーミングとクライムウェアは、彼ら犯罪者のもっとも成功した事例となっており、今もよく使用されるものです。しかしさらに、ジーデータの研究によると、現在、新たな犯罪手法が登場しつつあります。この「新スタイルのデータ窃盗」のトリックと戦術について注意を促すことを、本レポートの目的とします。 ********** 個人情報の窃盗と販売は、今や、サイバー犯罪における最も効率の高いビジネスモデルとなっています。彼らは、以前は、オンラインバンキングのデータ窃盗を中心に活動していましたが、そのような活動の制限は、かなり以前にやめており、長い準備期間を経て、新たな窃盗手法をとるようになっています。
「これだけ世界各国で個人情報の流出が話題となっているにもかかわらず、多くの個人ユーザーは自分の個人情報の価値を過小評価しています。犯罪者は、不正使用するか、もしくは現金に変えることを明確な目的として、そういったデータを収集しているということにもっと注意を向けるべきでしょう。 過去に何度か、データ窃盗の手口は大きく変わってきていますが、かつてならば、本物に見せかけたページに被害者を誘い込むような、フィッシング・メールがよく使われました。「ドメインに正しく入ったとしても、それが本当に正しいサイトであるとはかぎりません。DNSサーバに侵入することによって、また、PCを感染させ特殊なマルウェアを操ることによって、ニセモノのページに被害者をおびき寄せるのです。専門家でさえ、なかなかそれらと本物を見分けられないでしょう。そのようなサイトで入力されたデータは、仕掛けた人間に自動的に送り届けられるのです」と、ベンツミュラーは述べています。 クライムウェア――犯罪者のもっとも効果的な武器 今、フィッシング攻撃にもっともよく使用されているのは、トロイの木馬です。特に注目されているのは、「使い捨て型」のトロイの木馬です。たとえば、一度だけ使用され、個人情報などのデータの抜き出しに成功したあと、自然消滅するようなプログラムが組み込まれているものです。 「バンコス」(Bancos)の亜種や「ニューレッチ」(Neurech)のような巧妙なマルウェアは、ウェブサイトの内容を書き換えることができます。犯罪者が作った入力フォームを組み込んだり、場合によっては、ページまるごと書き換えてしまいます。そして、書き込まれたデータは、本物のサイトのサーバに送られると同時に、サイバー犯罪者の手にもわたるような仕組みになっています。それゆえ表面上は、まったく何事も起こらなかったかのようにことは進みます。口座からの不明な出金が確認されたときにはじめて、何が起こったのかに気づくのです。
データ保護の問題を真剣に受け止め、サイバー犯罪者たちの攻撃手法についての知識をもつことによって、彼らが遂行しようとする悪事からみを守るべきではないでしょうか。 *************************************** 【参考資料】「クライムウェア」トップ5
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