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G Dataの25周年を創業者が振り返る
2010.3. 4



G Dataは、CeBIT2日目の15時より、「G Dataの25年」と題して、創業者の一人であるカイ・フィゲのトークショーを行いました。



カイは、創業当時を振り返り、当時は画期的だったメモリ512キロバイト(メガバイトではありません、念のため)を搭載したパーソナルコンピュータであるATARI STの発売に伴い、どうしてもATARI STのアプリケーション・ソフトウェアの開発を事業化したく、親に泣きつき会社の当面の資金を借りたことを思い出していました。


また、長年ウイルス対策のアプリケーションの開発を進めてきた苦労を、次のように語りました。


「創業以来25年のあいだ、新しい試みには、常に惜しみなく先行投資を行ってきました。先端技術はどこよりも早く実用化し、製品に搭載する努力を行ってきました。コンピュータ・ウイルスもこれまでいろいろな対応に迫られて、本当に苦労しました。ただし、そのおかげで製品のクオリティはずいぶんと高い状態を維持していると思います。そして、ダブルエンジン(定義ファイル)やアウトブレークシールドをアウトソーシングしているのも、マルウェア対策には、それ以外にも山のようにすべきことがあるからです。


よくG Dataは結局外部の技術に依存しているだけで、内部の技術力に欠けるという指摘を受けることがありますが、むしろ、外部に委託できるところはできるだけそうして、もっと手がけなければならないところを内部で行うようにしているのです。特に今、これだけ大量にウイルスが発生している以上、未知のウイルスに対するプロアクティブ技術をもっと高度化しなければならないと考えていますが、この部分は社内開発で進めています。」



インタビュアーは、高名な科学ジャーナリストであるジャン・プッツ(Jean Putz)。ちょっとアインシュタインに似ていますが、元は物理学を専攻していたため、リスペクトがあるかもしれません。


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G Data25年の歴史


1985年 創業
G Dataの創業のタイミングは、1985年にATARI STが発売されたことに刺激を受け、そのアプリケーション・ソフトウェアの開発を行おうとしたことにあります。さっそく当時のハノーヴァー・トレードフェアに、G Dataを創業したカイ・フィゲ(Kai Figge、G Data会長)とフランク・キューン(Frank Kuhn、故人)は新時代を切り開くべく、この展示会に出展しました。


しかし実はその時点ではまだ、製品の開発は終わっていませんでした。出展したことによって評判が高まり、その結果、急いで製品化を行い、1985年末になって発売に至りました。


1987年 アンチウイルスの発売
その後G Dataは、ATARI STのプログラムを次々と発表しました。とりわけ1987年には、世界で最初のウイルス保護プログラムである「G Dataアンチウイルスキット」を自社開発しました。これもまた、CeBIT 会場にて発表が行われ、話題を集めました。


その後も毎年、このハノーヴァーのCeBITにて、G Dataは新製品や新技術について、他の場所にさきがけて発表をし続けてきました。特に2002年には、二つのスキャンエンジンを最適化する「ダブルスキャン」技術の発表をCeBIITで行いました。この出来事が、その後のG Dataのウイルス対策ソフトの評価を一気に高め、その翌年にはドイツ市場において販売シェア1位を獲得するに至りました。


1990年 MS-DOS版開始
パーソナルコンピュータ市場が拡大成長をはじめ、G DataはMS-DOS版のソフトウェアの開発に乗り出しました。もっとも重視したプロジェクトは、GUIを備えた強力なウイルス対策プログラムの開発でした。


1991年 ATARI STとMS-DOS
MS-DOS版と並んでATARI ST版も幅広くソフトウェアプログラムを開発し、市場に提供しました。


1992年 Windowsの席巻
パーソナルコンピュータの市場が完全に他のコンピュータを凌駕しはじめるなかでG DataもMS-DOS版とWindows版をを中心に展開することに方向転換しました。
特に市場で大きく注目されたのは、自動車の道案内を行うソフト「パワールート」(Powerroute)でした。


1995年 海外子会社
ドイツ以外で最初の子会社をポーランドに開設しました。


2000年 株式会社化
社員が資金を出しあい株主となって株式会社(AG)として。当時の社員の大部分は今なお社員として働いています。


2001年 法人製品
「G Data AntiVirus Business」「AntiVirus Enterprise」を発売し、法人市場に進出しました。


2002年 ダブルスキャン
「ダブルスキャン」エンジンを開発し、一製品に二つのウイルス検出エンジンをパラレルに利用する、世界で最初の製品を発売しました。ダブルエンジンは、ただ二つの異なるウイルススキャンエンジンを搭載するだけでは、役に立ちません。いかに両者の特性を生かし、相互補完的にできるかが肝要です。


2003年 日本市場進出
G Dataは日本市場に参入開始しました。ただし製品は、セキュリティ製品ではなく、DVDビデオ関連ソフトウェアでした。


2004年 インターネットセキュリティ
「G Data InternetSecurity」をCeBITで発表しました。


2005年 クラウド導入
G Dataは時代に先駆けて、クラウド型セキュリティの技術である「アウトブレークシールド」を世界で最初にウイルス保護プログラムに統合しました。
この技術は、定義ファイルに依存せずに、リアルタイムでネット上の情報と参照して保護を行うもので、未知ウイルスもしくは新種ウイルスのパンデミックに対して瞬時にブロックします。
ドイツの消費者団体による商品テストを発表する「テスト誌」(Stiftung Warentest)において「G Data InternetSecurity」は、セキュリテソフト部門において最高評価を獲得しました。
フランスとイタリアに支社を設立しました。


2006年 更新頻度の改善
コンピュータに脅威を与えるマルウェア数が急上昇したことに対応するために、新たなマルウェアからたえず保護ができるように、定義ファイルの更新を1時間に1回以上に改良しました。


2007年 トータルケアへ
「テスト誌」において二度目の最優秀賞を獲得しました。
CeBITにおいて、「G Data InternetSecurity」」にバックアップと最適化の機能を付加した「G Data TotalCare」を発表しました。


2008年 ノートセキュリティの重視
ノートブックに特化した製品を市場に投入しました。「ノートブックセキュリティ」(G Data NotebookSecurity)(日本では未発売)は、「G Data IntertSecurity TotalCare」に暗号化機能を付加した、ノートブックのセキュリティに特化した製品です。


2009年 ワールドワイドへ
EU諸国や日本をはじめ、南米、ロシア、南アフリカ、中国を含み、60以上の国でG Data製品を販売するに至りました。


2010年 創業25周年
CeBITを皮切りに、創業25周年事業を実施。


*一部を随時修正しています。ご了承ください(Iさん、ご指摘ありがとうございます)。